校長室より

ページ番号4000136  更新日 2024年1月24日

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ようこそ、久木小学校 校長室へ!

校長室入口

 久木小学校校長室には、中休みや昼休みに子ともたちが遊びに来ます。校長室の椅子に座り、ぬいぐるみを抱いたり積み木をしたりおしゃべりしたり・・・思い思いに過ごしています。そしてチャイムが鳴ると、何も言わなくてもきちんと片づけをして教室に戻っていきます。休み時間の心休まる憩いの場になることができればいいな、と思いながら、かわいい子どもたちの姿を見守りつつ、私自身も癒されています。

※ここに記載されているものは学校だよりに記載の『校長室からこんにちは』をまとめたものです。

校長室からこんにちは(7)

 松の内のにぎわいも過ぎ、正月気分もすっかり抜けるころとなりました。ここのところ、冷たいなぁ、と感じる日々が続いていました。それもそのはず、20日(土曜日)は二十四節気のひとつ「大寒」でした。大寒は、立春までの冬の最後を締めくくる約半月間のことで、1月5日~19日頃までの「小寒」と合わせて「寒の内」と呼ばれています。一年間で一番寒い時期になります。子どもの頃祖母がよく「寒の水はおいしい」と言っていました。寒いけれど、冷たい水が確かに口当たりがよく甘く感じます。この時期になると、美味しそうに水を飲むその祖母の姿を思い出します。

 大人たちは寒さに震えるこの時季ですが、子どもたちはとても元気です。見ていて心配になるほど寒さに強いです。お家の人に上着を着て行けと言われて嫌がっている子どももいました。

 そのような活力あふれる子どもたちと共に、学年の修了式までの3か月間、6年生にとっては小学校生活最後の3か月間を、クラスの友達や先生と有意義に過ごしていくことができるよう、教職員一同、尽力していきます。

2024.1.22

校長室からこんにちは(6)

時がたつのは本当に早いもの。2023(令和5)年も残すところあと9日となりました。

 2023年は5月8日に新型コロナが「5類」に引き下げになり、3年間続いた新型コロナに関する様々な規制が解除されました。それに伴い世の中の動きや日々の生活の様子もだいぶ変わった、というか、新型コロナ流行前に戻った部分が多くありました。

 学校でも、給食や掃除、学習形態、社会科見学、遠足などのさまざまな行事や学級活動が新型コロナ流行前の様子に戻ってきています。11月に行われた久木朝市でもたくさんの飲食店が出店し、その場で飲んだり食べたりして楽しむことができました。そういえばいつのまにか「密」という言葉も聞かなくなりました。

 今学校では、これから行われる令和5年度卒業式や令和6年度入学式について、「久木小学校の子どもたち全員の心の成長のためにはどのような式の形が良いか」という視点で協議を重ねています。新型コロナ流行時とは違う形になる可能性もあります。決まりましたらまたお知らせします。

 来年、2024(令和6)年は『甲辰(きのえたつ)』です。『甲」は草木などが成長していくことを表す意味があり、どんどん勢いを増していくことを表し、『辰』は草木の形の整った様子を意味していて、合わせると、成功という芽が成長していき形を整える、となり、これからの成長を形作っていく年、努力すれば実りやすくなってく年ともされているそうです。

 2024年が活気あふれる芽吹きの年になるよう久木小学校教職員一同、保護者の皆さまと手を組み足を組み、尽力いたします。

 保護者の皆様の日ごろのご理解とご協力に感謝を申し上げ、今年最後のご挨拶とさせていただきます。

2023.12.22

校長室からこんにちは(5)

 先日、久木小学校スクールカウンセラー石澤先生を講師に、「5・6年生の子どもたちへのアプローチを学ぼう」という講演会を開催しました。思春期を迎えた5・6年生の子どもたちは今までと違って、素直じゃなくなったり言うことを聞かなくなったりなどなど・・・、いろいろな変化を見せてきます。それは大人になるための成長過程として起こりうることであり、自己の確立や自立のために必要なことではあるのだけれど、あまりにも目に余る、ということもあります。そういう時期の子どもたちに、親としてどのように考え、どう接したらよいのかを心理学的な観点からお話しいただきました。その講演の中で一番心に残ったのが「いいね」をたくさん貯金する、ということです。

 子どもがちょっとでも良いことをしたら「いいね」、ちょっとでも好ましい行動を取ったら「いいね」とほめていく。たくさんの言葉や立派な誉め言葉じゃなくていい。日ごろのちょっとした「いいね」がたくさん貯金されているほど、「それだめ」が入りやすくなるという。できてないこと、だめな事ばかりが目につきやすい時期だからこそ、ちょっとの「いいね」をたくさんあげて、子どもの心を満たしてあげたいものです。ちなみに「それだめ」を言うときには、さっぱりと言うのがコツだそうです。そして、この「いいね」を使ったロールプレイもなかなか面白かったです。「いいね」の大切さや良さを感じることができました。

 お子さんが小さなうちから来たるべきその時期に備え、「いいね」をたくさん貯金してあげてください。2023.11.14

 

校長室からこんにちは(4) 

 2023年度後期が始まりました。今の学年も残すところあと半年となりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症が5類になったことを受け、様々な行事がほぼ依然と同じような形で行われています。そして今回の終業式・始業式のような全校での集会の形は、4年生以下の子どもたちにとっては初めてとのこと、全校の三分の二の児童が初めての経験でした。やはり全校児童661名がみんなで顔を合わせて行う集会は素晴らしいなぁと感じました。

 後期は、子どもたちが成長してくる時期です。急に、見た目が大人っぽくなったり、いろいろ主張をするようになってきたりと、今までになかった様子を見せてくるかもしれません。それは『健全に成長している』ということなので、『むむっ』と思っても、大きな心で見守っていきましょう。また、思春期に入る年齢では、反抗的になったり精神が不安定になったりすることがあります。ご心配なことがございましたら、遠慮なく、担任または教育相談コーディネーターまでご連絡ください。2023.10.13

 

校長室よりこんにちは(3)

「長い」と思っていた夏休みも、終わってしまえばあっという間に感じます。夏休み前の朝会で、絶対守って欲しいお願いとして、「9月1日にみんなで久木小学校に集まること」と話をしました。みんなはお願いを守ってくれて、一回り大きくなって学校に戻ってきました。本当にありがとう。またみんなで一緒に元気に学校で過ごせることがとても嬉しいです。

 8日金曜日は台風13号が関東地方にが接近しました。久木小学校は、逗子市の気象災害時の対応の判断規準に則って学校活動を行いました。保護者の方々には、その方針をご理解いただいた上でのご対応、本当にありがとうございました。おかげで大きな混乱もなく無事に一日を終えることができました。2023.9.13

 

校長室からこんにちは(2) 

 子どもたちにとって、待ちに待った夏休みがやってきました。家族とどこかへ出かけることや家で好きなことをして過ごすなど、楽しみにしていることが沢山あるようです。こちらから聞かなくても朝の門や廊下などですれ違った時に話してくれます。

 自分が担任をしていたとき、こんな話がありました。そのご家庭は夏休みの楽しい思い出をたくさん作ってあげたくて、親も子も楽しめる夏休みの計画を立て、旅行に行ったりいろいろなイベントに参加したりと、たくさんお出かけをして一緒に遊んだそうです。夏休みが終わりに近づき、夏休みを振り返る絵日記の宿題に取り掛かったところ、その子が書いたのは「友だちと庭で遊んだこと」でした。その保護者の方は、懇談会で「がっかりしました」とおっしゃっていました。参加していた保護者の方々は、共感したり驚いたり、また、悲しいけれどちょっと笑ってしまったりと、いろいろな反応があって盛り上がった話題でした。

 「親の心、子知らず」ということわざがあります。このエピソードはまさにそれなのですが、最近の子ども達はとても優しく賢くて、大人に合わせてくれることがあります。特に、大好きなお家の方を心配させたくないという思いは強く、自分の思いを塗り替えたり、事実と違うことを話すこともあります。長い夏休みは、じっくりとお子さんたちと向き合うことのできる良い機会です。そして、子どもたちの心の中の「ホントの気持ち」を感じて見つける良い機会でもあります。この期間を上手に使って、親子の心の交流を楽しんで、過ごしていって欲しいと思っています。

 9月、心身ともに成長し、元気な子どもたちに会うことを、教職員一同楽しみにしています。2023.7.20

 

校長室からこんにちは(1) 

 4月に、2023年度の学校活動が始まり、新しい教室、新しいクラスの友達、新しい先生、新しい学習・・・と、新しいことづくしでスタートしてから2か月が経ちました。新しい環境にも慣れ始め、元気に過ごしている子も多いかと思いますが、長い間、新型コロナウイルス関連で活動が制限されるなどしていた環境で過ごしていたため、いろいろなことに不安を抱えている子もいるのではないかと思います。お家の方が不安でいると、子どもはそれを感じてよけいに不安定になってしまいます。ご家庭のご事情など、いろいろなことがあるかと思いますが、お家の方々は、できるだけ、心を明るくもってお過ごしください。お家の方の心や様子から、子どもたちは多くのパワーを受け取ります。

 さて、5月27日(土曜日)運動会へのご協力、ありがとうございました。お家の方に応援され、子ども達は持っている力を最大限に発揮して活躍できたのではないかと思います。教職員たちの反省会では、子ども達の気合や、かっこいい姿に感動した、と言う声がたくさんあがりました。私も力の入った応援歌の歌声で涙が出そうになりました。お家ではどんな話をされたのか、ぜひお聞きたいところです。

 各ご家庭におきましては、新学期から運動会の準備などで慌ただしかった時期の子どもたちを支えてくださり、ありがとうございました。運動会への取り組みで身に付けた、子どもたち自身の力、学級の力、学年の力を今後の学習に活かしていきたいと思います。また、6月30日から個人面談が始まります。担任の先生と子どもたちの様子や課題などについてじっくりお話しいただき、ご質問等ありましたら遠慮なくお伝えください。子どもたちのより良い成長のための方法を、家庭と学校が一緒になって考えていきましょう。2023.6.30